横浜雙葉中学高等学校で出張講義を実施しました(11/19)
2025.12.19

11月19日(水)に横浜雙葉中学高等学校で出張講義を行いました。東北大学大学院工学研究科の徐 超男 教授が講義を行い、高校1・2年生 123名が参加しました。
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講師: 徐 超男 教授(東北大学大学院工学研究科 材料システム工学専攻)
タイトル: 「エネルギー・環境・医療を支える光技術 〜安全・安心な社会を照らす発光体のお話〜」
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講義ではまず、身近なあかりの発展の歴史と、現在様々なタイプの発光体が日常生活のなかで活躍していることを紹介しました。さらに徐教授が研究している応力発光(応力により発光する現象や機能)について、その特徴と歴史を説明し、その性質を利用したインフラの維持管理、医療技術への活用例について解説を行いました。
最後に、東北大学工学部と女子学生支援についても紹介し、工学部と材料科学総合学科の魅力を伝えました。

<生徒の感想>
徐先生のお話は、どれも初めて知ることばかりでとても面白かったです。私は少し材料系の学部に興味があったので、徐先生の話はとても興味深かったです。力のエネルギーを光に変える仕組みは、正直難しくて、理解しきれませんでしたが、その素材の社会での活用方法がとても印象的でした。また、東北大学の紹介もとても興味深かったです。自然が多く、キャンパスも広くて、とても良い大学だと思いました。有意義な話をありがとうございました。
大学模擬授業をしてくださり、ありがとうございました。力を加えると発光する装置の原理はとても難しかったのですが、普段高校で受けている授業とは異なり、1つのことを深くまで研究していて早くこのような授業を受けたいと思いました。また私は東北大学についてあまり知らなかったのですが、材料科学に関しては最先端だということを聞き、少し興味を持ちました。また工学部の人数の多さには驚かされました。模擬授業のおかげで大学の授業がどのようなものかということや、東北大学の魅力を知ることができました。このような貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
この講義では光や波長の技術が利用された様々なものについて知ることができました。光や波長、エネルギーに関する説明は少し難しかったですが、応力発光の利用はとても興味深く、一番印象に残っています。まず、私は以前に応力発光の塗料について聞いたことがありましたが、まさかそれを開発した方のお話を聞くことができると思っていなかったので、とても驚きました。そして、私は応力発光について「押すと光る」くらいの知識しかありませんでしたが、その技術の建築への応用に感動しました。この技術がないとき、建築物のどこに負荷がかかっているのか知るのは面倒な作業でしたが、この塗料があれば一目瞭然で知ることができます。普段学校で学んでいるようなことを応用した技術で社会を変えることができると知り、勉強する意味を改めて感じました。ありがとうございました。
私たちの生活がいかに光によって助けられているのかを始めて意識しました。医療、建築、農業など様々な分野にもかかわらず、こんなにたくさんの人を助けているというのは、とても画期的だと思います。日本人は、光の研究でノーベル賞を受賞した科学者の方がたくさんおり、日本の豊かな環境がとても誇らしいと感じました。東北大学のキャンパスも、驚くほど広大で自然豊かなすてきな場所だと思いました。東北大の研究費が多いのは、これらの恵まれた環境や素晴らしい人材によるものだと思います。興味の幅が広がりました。
光の持つ大きな可能性について知ることができました。学校の物理の授業では詳しく習うことはないので、初めて知ることばかりでした。まず、日本は光の研究において大きな成果を上げていること、そして光の研究はまだまだ新しい分野だということに驚きました。そして発光体は様々に応用ができ、人々の生活をより良くするのだとわかりました。私は医療に興味があるので、特に医療への応用に興味を持ちました。徐先生が開発なさった応力発光が人工関節の強度点検に使うことができると知り、ただ光を当てるのではない新しい治療法に興味が湧きました。東北大学では最先端の工学技術を持つ工学部が医学部と連携して新しい治療を研究できるのだと知り、今まで以上に工学の魅力を感じました。貴重なお話をどうもありがとうございました。
今回の模擬授業で、先生が自身の発見をもとに新しい技術や応用へ次々と展開していく姿に触れ、学問が社会の仕組みそのものを変えていく可能性を実感しました。私はもともと理系科目が好きで、理工系の進路も頭にありましたが、それ以上に医療に携わりたいという気持ちが強く、医療系を第一に考えてきました。しかし今回の授業を通して、理工系そのものに新たな興味が生まれました。特に、応力発光の技術を、橋などの建造物の内部の状態を診断することができることが印象に残りました。普段何気なく使用している橋や建物も、こうした見えない部分での科学的な支えがあるからこそ安全が保たれているという事実は、研究の価値を改めて感じさせられるものでした。今回は、学校の授業では触れることのない、研究の最前線について教えていただき、本当にありがとうございました。実際の研究内容が、どのように社会で役立っているのかまで知ることができ、とても貴重な経験になりました。
今回は貴重なお話をありがとうございました。先生が研究されている応力発光体についてのお話がとても興味深かったです。応力発光体は橋や洋上風力発電のメンテナンス、人工関節の耐久測定等に利用できたりと、様々な使い道があり、無限の可能性を秘めているように感じられました。応力発光体はこれからの社会にとって必要不可欠なものになると思います。私もそのようなものの発見開発に携わりたいと強く思い、大学受験に向けての意欲がとても高まりました。
大学生の授業を疑似体験できたようでとても楽しかったです。内容は難しく、全てを理解することはできませんでしたが、私にとってよい経験になりました。また、材料発明の面白さや発明することの偉大さ、いろいろな魅力について知ることができました。この度は、横浜雙葉に足を運んでいただきありがとうございます。理工学の面白さにも今後目を向けていきたいです。
今日は、模擬講義をしてくださりありがとうございました。進路について考えている今、材料工学について知る良い機会となりました。元々材料工学に興味がありこの講義を受けさせていただいたのですが、今まであまり考えていなかった発光体の面白さを知り、こんな分野もあるのか、と視野を広げることができました。また、自分は材料について学びたいのだな、と再確認することができました。これから自分が学びたいことを大学でも学べるよう、将来に向けてもっと頑張ろうと思います。今日は貴重な機会をくださり、ありがとうございました。
今日は貴重なお話をありがとうございました。力に反応して発光するものがあることは何となく知っていましたが、その仕組みや、どんなところに使われているかは今まで考えたことがなかったので、とても面白い内容でした。私たちが普段見ている光に、あんなにもたくさんの種類があることを初めて知り、様々な分野が光を使い分けて実用化しているのが興味深かったです。今日のお話のお陰で、より物理分野についての関心が深まり、良い機会となりました。
医療の現場では理工学的な様々な研究を基盤に作られたものがたくさんあり、それがどれだけの人のためになっているかを考えると、理工学には測りきれない可能性があり、やりがいがあるだろうと思いました。内容は少し難しかったですが、三原色のお話など、今までに自分が学んできた知識と結びついたときには、改めて学習することの大切さを実感しました。
この度は、東北からお越しいただいて貴重なお話をしてくださり、ありがとうございました。東北大学に興味はありましたが、やはり実際に足を運ぶとなると難しいので、直に東北大学の先生の模擬授業を受けることができて、とても良い経験をさせていただけたと思います。私は大学の進路として薬学の道に進もうかと考えているのですが、今回の模擬授業を受けて、工学系も良いなと思いました。サッカーボールが光る映像や、構造物のダメージを受けている場所を示す映像が、心に残っています。日本は地震大国であり、阪神淡路大震災のときには地震の影響で橋が崩落したという事例もあるので、首都直下地震や南海トラフ地震が懸念されている今、こういった分野がとても大切なんだなと思いました。私はまだ高1なので、発光体に関する専門的な知識はありませんが、進路の視野に入れている医療技術の開発にも関わるものだとわかり興味が湧きました。改めて、貴重なお話をありがとうございました。
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ご参加いただき、ありがとうございました。







