理学部と工学部の進路で迷っている方必見。似ているようで違う理学と工学の違いについて、私自身の経験に基づいて「研究」の視点からお話しします。研究について少しだけご紹介すると、私たちの研究室では、心臓の細胞膜を人工的に形成した人工細胞膜を用いて、薬物の副作用を測るセンサを開発しています。この研究の転機に理学部と工学部の違いがあるので、そこを中心に各学部の特徴について解説したいと思います。

皆さんは、「気候変動」と聞いたときに何を思い浮かべるでしょうか。様々な分野で気候変動の悪影響が懸念されていますが、本講義では特に海岸に焦点を当てます。どのように砂浜が形成され、気候変動の影響の中でどう変わっていくのか。日本全国を眺めながら、私たちはこの問題にどのように対処していこうとしているのかお話しします。

地球上には様々な天然の「物質」や人工的に合成した多くの「物質」があります。これらの「物質」に磁性、発光、圧電などの「機能」が装備されると、社会生活に有用な電子機器に使われる「材料」として利用できます。本講義では、特に、光を発する材料（発光材料）を対象とした材料科学の一端を感じていただければと思います。