群馬県立中央中等教育学校で出張講義を実施しました(11/13)
2025.11.26

11月13日(木)に群馬県立中央中等教育学校で出張講義を行いました。東北大学大学院情報科学研究科の西 羽美 准教授が講義を行い、高校2年生 43名が参加しました。
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講師: 東北大学大学院情報科学研究科 西 羽美 准教授
タイトル: 「AIが変える生命科学」
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本講義では「大学の講義を体験する」という趣旨に沿って、全学教育の情報教育特別講義をベースに、AIが生命科学を劇的に変え得ることを「AlphaFold」というAIプログラムの例を用いて解説しました。
2024年のノーベル化学賞を受賞したAlphaFoldについて、それまでのタンパク質研究の背景と、AlphaFold登場でタンパク質構造予測がいかに革新的に進化したかを説明し、またタンパク質のモデル生成にもAIが用いられていることを説明しました。さらに今後はタンパク質だけでなく生命科学分野全体についてもAIによる研究が期待されると、展望を解説しました。
東北大学工学部と女子学生支援についても紹介し、高校生にエールを送りました。



<生徒の感想>
- AIによって自分の得意分野が越えられてしまっても、自分もAIを利用してさらに自分のキャリアを活かして研究を発展させたノーベル賞受賞者に憧れを抱きました。自分もそうなりたいです。
- 生物分野の知識を得るとともにAIとの融合について知ることができて非常に有意義でした。酵素やゲノムがキーとなる研究を企画しているため、今日得られた情報をぜひ活用したいです。
早く大学に行って、オムニバス形式の学びを浴びたいです。
- 今まで情報系のことを学ぶ機会があまり私にはなかったので、今回の大学模擬講義はとても貴重でためになりました。
ノーベル化学賞を受賞するような人たちは何度も研究を重ねていたのだなと改めて感じてすごいと思いました。
私たちも普段よく利用しているChatGPTをはじめとしたAIを研究のシステムにもたくさんの分野で活用されていることを知り、これからさらに技術が進歩してどんどん新しい発見ができるのではないかと思いました。
ご参加いただき、ありがとうございました。







