東北大学

活動報告

UPWARDS「女子学生交流会 -半導体業界のダイバーシティ推進-」を開催しました(11/12)

2024.11.18

11月12日(火)に女子学生交流会を開催し、工学系に所属する女子学生約60名が参加しました。
本イベントは「半導体の未来に向けた人材育成と研究開発のための日米大学パートナーシップ: UPWARDS for the Future」(詳細はこちら)の活動の一環として開催され、UPWARDSには工学系の女性研究者支援が含まれています。

今回は、UPWARDSを通じてALicEの活動の支援をしていただいている東京エレクトロン株式会社と、広島大学半導体産業技術研究所の青砥なほみ特命教授にご参加いただきました。
また、東北経済産業局と株式会社仙台銀キャピタル&コンサルティングによる「半導体業界のダイバーシティ推進のためのアンケートと座談会」も行われました。

【プログラム】
・東京エレクトロン株式会社 挨拶
・東北経済産業局& 株式会社仙台銀キャピタル&コンサルティングによるアンケートの趣旨説明
・田中 真美 教授(ALicE室長/医工学研究科・工学研究科 教授)挨拶
・青砥 なほみ 教授(広島大学 半導体産業技術研究所 特命教授、東北大学 国際集積エレクトロニクス研究開発センター 特任教授)によるミニ講義
・学生による「UPWARDS Summer Camp for WOMEN Presented by Tokyo Electron」参加報告

■ ミニ講義:青砥 なほみ 教授
理工系の職業は女性に適しており、多くの工学分野では女性人材を必要としている。工学系女子学生は広く活躍することができるので、理工系を選択する女子学生を増やしていきたいと説明しました。また、人生の節目で困ることがあっても、動けば周囲は助けてくれると、自身の体験を交えて力強く話しました。参加した学生たちに「仲間はたくさんいる。後輩たちの道を広げることを、ぜひやってほしい」とエールを送りました。

■ 学生による「UPWARDS Summer Camp for WOMEN Presented by Tokyo Electron」報告
8月に軽井沢で実施されたSummer Campについて、参加した学生による報告を行いました。プログラムや企業の方との交流を通じて、これまで就職について、専攻で有利な業種や親の安心などを基準に考えていたが、自分がやってみたいことや面白いと思ったことをもっと大事にしていいと感じた、と話していました。

・東京エレクトロン株式会社の挨拶と東北経済産業局によるアンケート趣旨説明

・田中 真美 教授の挨拶、青砥なほみ 特命教授のミニ講義

・女子学生向けプログラム「UPWARDS Summer Camp for WOMEN Presented by Tokyo Electron」参加者による報告

・交流会の様子

■ 参加した学生の感想

東京エレクトロンの社員の方々や東北経済産業局の方,さらに様々な学年や研究科の学生の方々とお話することができて,有意義な時間を過ごすことができました.また,同じ理系に身を置いている女子学生の中でも,描いているビジョンが少しずつ異なることが分かり,興味深かったです.今後もこのような機会があれば,是非参加させて頂きたいです.(工学部4年生)

普段同じ世代の女子学生の就活の話を聞く機会がないため、貴重な経験だったと思う。また、考えに対して共感できることも多く、自分の就活に対する姿勢を肯定することができるきっかけになった。(工学研究科 修士1年生)

自分の人生計画で漠然とした不安(結婚・出産のタイミング)があったのですが、実際に働く女性の意見を聞いたことで少し払拭されました。働きやすい世の中に変遷したことが感じられ、自由に人生を決定できるのだと嬉しく思いました。今後もこのような会に積極的に参加しようと思えました。(工学部4年生)

終始歓迎されている雰囲気があり、学びも多く、楽しく充実した時間となった。企業での女性の活躍拡大に尽力されている方々や東北大化学系出身と似たバックグラウンドで半導体に取り組まれている方とお話しができ、キャリア観や半導体業界への理解が深まった。このような機会をまた設けていただきたい。(工学部2年生)

実際にエンジニアとしてキャリアを積んでいる女性たちと直接話すことができ、大変貴重な経験になりました。お話を伺うなかで、私たちがこれから働き始める社会は、これまで何十年もかけて多くの女性たちが道を切り開いてきた成果なのだと感じました。また、今回の交流を通して、ひとくくりに「女性」といっても、各人によって就職環境に求める優先事項が異なることを改めて実感しました。これから環境が変容していくなかで、各個人が自己実現できる働きやすい社会になればと思います。(工学研究科 博士1年生)

このイベントに参加することで、同じ悩みを抱えている工学部女子が沢山いることを知り、自分1人だけではないんだと感じ、心強かったです。(工学研究科 修士1年生)

普段は関われない企業の方々や大学院の先輩方の話を聞くことができ、非常に有意義な会でした。大学にいる間は大学内での進路選択の話以外を詳しく知る機会が少ないため、他の業界の話もお聞きしたいと思います。(工学部3年生)

女性エンジニアの方との座談会を通して、半導体業界で働くことをより具体的にイメージ出来るようになりました。また同じ工学部の同期、先輩後輩とも色々な話が出来て、楽しい時間を過ごせました。(工学部4年生)

特にキャリアに関する質問についての座談会が,自分にとっても自分以外のキャリア観を知るいい機会になった。(工学研究科 修士1年生)

女性エンジニアの方がどのようにキャリアを築いてきたのかを伺えてとても勉強になりました。(工学研究科 修士1年生)

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。

東北大学工学系女性研究者育成支援推進室 ALicE
東北大学工学系女性研究者育成支援推進室 ALicE

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